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紀州印工房では、金文調書体の印鑑を作っています。金文調書体とは、まるで象形文字のような絵と文字が合わさったようなお洒落で面白い書体です。金文とは金属(主に青銅製器)の銘文のことで、中国古代の殷から秦漢の時代に使用された古文字です。柔らかい曲線と面白い文字が特徴です。
印鑑に彫刻する書体はすべて、一等版下士(大印展 版下の部 金賞受賞)が手書きで作成しております。あらかじめ作成しておいた書体を取り込み、パソコンで印稿を作るのではなく、注文の度にその都度手書きで印稿を作成しております(そもそも金文書体のフォントは存在しないのでパソコンで印稿を作ることが出来ません)。その手書き印稿を取り込み、彫刻をします。
全国印章技術大競技会 木口密刻の部において、世界文化遺産賀茂御祖神社宮司賞を受賞した、店主である一級印章彫刻技能士「上野山有徳」が印鑑を1本1本手仕上げ。 手仕上げ印鑑は、最初こそ機械で彫っていますが、機械彫りのあとに仕上げ刀で時間と手間をかけて仕上げております。それは印鑑を見て頂ければきっとお分かり頂けるはずです。
紀州印工房は高野山、熊野三山、熊野古道といった日本でも有数の霊的な聖地が存在する和歌山県、有田市(ありだし)において、一級印章彫刻技能士である上野山有徳が店主を勤めております、印面にこだわった印判店でございます。 印鑑は一級印章彫刻技能士である上野山有徳が1本1本すべて手仕上げ、書体は一等版下士が注文毎に一つ一つ手書きで作成。印鑑の神髄は印面にこそあり、という信念を持って印鑑作成に励んでおります。印材に凝ったり、奇抜さだけを狙ったりせずに、私たちだからこそできる、技術と知識を凝縮した唯一無二の印鑑を自信を持ってお届けいたします。